<以下は、センター閉所にあたってのご挨拶>
関係各位
2011年5月1日
NPO法人多文化共生マネージャー全国協議会
代表理事 田村太郎
「東北地方太平洋地震多言語支援センター」閉所のお知らせとご支援ご協力へのお礼
東日本大震災で被害に遭われたみなさまに心からお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
私たち「多文化共生マネージャー全国協議会」では、3月11日に「東北地方太平洋地震多言語支援センター」を各方面のご協力により立ち上げました。日本語を母語としない外国人の方々に必要な情報を翻訳してウエブサイトなどへ配信するとともに、多言語のホットラインを開設して不安な生活を送られる外国人の方々からの電話による相談に対応しました。
震災発生から50日が過ぎ、地元の国際交流協会や自治体による多言語情報提供活動が復旧するなど、被災地における外国人住民支援体制が整ってきたことなどから、「東北地方太平洋地震多言語支援センター」の活動は4月30日をもって終了することとなりました。この間、多くの方々から頂きましたご支援、ご協力に心より感謝申し上げます。
被災地の復興はまだまだこれからです。また今回の震災では、日本国内はもとより、海外にも多くの外国人住民が避難生活を続けています。外国人住民が同じ被災者として等しく救済されることや、震災前と同様に地域に暮らす同じ住民として、外国人住民とともに復興の道すじを歩んでいくことを私たちは願っています。またそのために、地域の多文化共生のための活動をよりいっそう推進し、相互に連携しながら外国人被災者に必要な情報の発信や、政策・施策の提言に努めてまいります。
今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。